あたしは「強いね」とネットを通じてどういうわけかよく言われるのだけれども、
それはあながち外れてないし、かといって的中してもいないと知りました。
この2か月、あたしは22年ちょっと生きてきて、ものすごく最大の闇の中にいたね。
自分次第でどうにでもなる可能性が宙ぶらりんにあるから、余計に苦しかった。
それでもあたしは、日々考えることはやめなかったし自分を正当化できなかった。
「仕方ないじゃん」「ケセラセラ」と言えない自分は不器用な小心者だけど、
一方で、気休めに正当化しなかった自分はなんて強いのだろうともおもうのです。
買い被られ過ぎな自分のイメージに、どこかで苦しんで反発していたんだーー。
あたしの価値を学歴に見出しているだろうと、勝手に親を誤解していたんだーー。
「あなたは優等生だから」とさらっと言いのけた教授に、失望・絶望したんだーー。
でも、「これ以上の底辺はない、あとは這い上がるだけ」とおもえたのは意外にも、
勝手に疑い恐れてた、あたしを創った両親と、あたしの上に立つ教授のおかげ。
両親と教授にひとえに悪意ある権力を結びつけてた自分をひどく恥じているくらいに、
あたしの両親は偉大なHOMEだってことを知って、涙が出るくらい感謝したし、
あたしを諦めないでくれる教授の姿勢に、人間学類の素晴らしさを知った。
一時期より22kgも減ったからだでは体力的に動けなかったことは事実だし、
いくつもの薬の力を借りなければ眠れなくなっていたことも事実なのだから、
限りある時間の中で、いまから穴を埋めるのは不可能な可能性が多いとしても。
それでもあたしがいまやっと「とべる」とおもって動こうという決意ができたのは、
「やるだけやってダメならそのときは仕方がないさ。判断するのはお前じゃない。」
そう言ってくれた、特に父のおかげ。父と長電話したのなんてはじめてだった。
決してモダンではない父を、あたしは話もしないでもう何年誤解していたのだろう。
そして、「あなたはこの学類を絶対に卒業すべきです。私が道を一緒に考えます。」
そう言ってくれた、あたしの主専攻でいちばん偉い教授のおかげでもある。
事情を知った上でもあたしを軽蔑する発言をした教授だって、ひとりはいたのに。
そうされても文句は言えないのに、ほとんどの教授がこう言ってくれた。
そのとき、いちねん苦労してもこの学類を選んだ自分を、はじめて正しいとおもえた。
だから、「火曜においで」と教授方に言われたとき「はい」と返事ができた。
体調もこころも、火曜にどうなっているかなんて当日じゃなきゃわからない。
だからほんとは明言して責任がのしかかるのは、避けたいってきもちが強かった。
火曜のことを想像すると、いまから吐き気に頭痛に、きもちはずしんと重くなる。
でもそれから目を背けなくなったのは、この2か月で強くなった証だとおもうし、
「行くんだ」とおもうきもちは、決して嘘ではないということの証でもあるのだと。
3月に判断を下すのは大学であって、そのときの結果は二者択一で不可抗力。
でも、それまで努力するもしないも、あたしの自由・権利なのだから、
あたしは臆することなく、毎日毎日向き合おうとおもうのです。
あたしは弱くも強いから、これからも正当化も投げ出すこともせず生きるんだ。
そういう自分はきらいじゃない。たとえ、ほとんどのひとに理解されなくとも。
誰にでもは理解されたくない、同じ生き物ってことに失望したくなる同情は要らない。
だって摂食障害とか(最も軽度でも)躁鬱とか、そういうものを経験したことは、
あたしの経験値で、アイデンティティへの奇異で特別なスパイスになったし。
痛みを知るから出せる色や味わいがあることを、読書家のあたしは確信してる。
「体調が悪い」の一言で誤魔化してた自分をこんなにはっきり表現できたことは、
どこかで吹っ切れて回復した証拠だから、こんなにもすがすがしいんだーー!
火曜、そしてこの先、どうなるかと考えたら不安と恐怖は当たり前で、
でもあたしには帰るべき家族と仰ぐべき教育者とあいすべき彼がいて、
そしたら失敗したとしてもすべて失ってしまうわけじゃないとわかったから、
怖がりながらも、立ち止まったとしても、決して後ずさりなんてしないのです。
闘えるひとであるあたしは、きっとこれからも生きていける。
そうおもえた昨日から、息苦しいだけだった日常に細くとも光が射した。
***
なんて書きつつ、不安や弱いきもちが押し寄せてるのは隠しようも無い事実で、
そして切り替えが下手なあたしは寝逃げだとか逃避だとかできないにんげんで。
(だって寝逃げしても、99.9%悪夢に苦しむというものすごくわかりやすいひとです)
だけど、試行錯誤して少しは気が紛れる行動を見っけて、昨日から実行しまくり。
つまるところ、関ジャニ∞の『イッツ マイ ソウル』を聴くこと!笑
だって渋谷すばるの声がすきだし、作曲林田健司って昔のSMAP全盛期みたい!
ジャニラーではないけど、この曲は「ザ・ポピュラーミュージック!」でいい♪
同じ原理で、嵐の『Happiness』なんかもさりげなく聴く頻度高い・笑。
どうあがいても元気にさせるメロディが、ジャニーズは多いね。
曲というよりかアイドル性で勝負してるじゃない? ジャニーズって。
だから、音楽は凝りすぎてなくて、一貫したポピュラーさが残ってるでしょ。
それがときに懐かしく安心するし、余計なこと考えずに身を委ねられるっちゅーか。
SMAPの森くんとデビューしたての松潤ファンだったなー、MYOJO買ってたなー!
なんて、かわいらしい(?)小学生の自分をおもうと、きもちは和らぐでしょ。
いまも亀梨和也と渋谷すばるがすきって、変わらぬミーハーさにも気がつくし・笑。
あ、あと堂本剛もここ数年来見入ってしまう。
人気者なのにどこかいびつで陰な部分をにおわすにんげんにひかれるあたしは、
やっぱりひねくれ者で、同じようにいびつなのでしょう。同属者にひかれるのか(!)
最終的にまとまってるようで、実はジャニーズに還元しただけという(笑)
「ま、そりゃしょーがない!」(『イッツ マイ ソウル』)
それがあたし、それもあたし、それだけやわらかいきもちにもなれたという変化。