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評価:
石井克人,望月峯太郎
東北新社
¥ 3,355
(2000-03-31)
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山と森がどこまでも続く中、伯父ソネザキ(島田洋八)の経営するプチホテルに勤めるトシコ(小日向しえ)は、いつかそこから抜け出すことを考えていた。そしてトシコは、退屈な日常や冴えない自分と決別するため、ついに脱出する。いつものように郵便局に行く振りをしてジムニーを走らせるトシコは、森の獣道から飛び出してきたパンツ1枚の男に気をとられ、男を追ってきた車と衝突する。逃げてきた男は鮫肌(浅野忠信)。追ってきたのはホーローのオロナミンCの看板をこよなく愛する田抜(岸部一徳)をはじめとする暴力団の幹部達。失神したトシコを乗せ、鮫肌はジムニーを走らせる。それが2人の奇妙な逃避行の始まりだった・・・。
これは、いかにも深夜に観るのがベスト! って感じの映画だったなー(個人的には)。
映画館で観るなら、レイトショーでミニシアターでひとりで期待せず観る感じが味がある。
これはタイトルの意味が気になってた映画で、おまけに深夜に丁度やってくれたもんだから
観たのだけれど、「鮫肌黒男」と「桃尻トシ子」という名前かい!笑 と即解決でした(;^ω^)
何系と言ったらいいのか、バイオレンスに纏められないし、情があったりシュールだったり
小学生でシンナーとかはちゃめちゃな場面があったり、うん 独特というか小技というか
石井克人監督ワールド。 ちなみにあたしは、この監督と相性が悪いみたいなのだけど・謝。
ストーリーは、ラストから始まる感じだから それが最後まで観てやっと繋がるので、
「解りづらい!」と思ったし、血みどろシーンの多さがある意味気持ち良くもあるけれど
キャストと小道具で映画を成り立たせてる感がして、イマイチ(あくまで個人的にね!)
今回で言うならば、浅野忠信と小日向しえという組み合わせありきで観られたし、
脇役が主役並に味を出してるから、そっちの方が気になって観られたというのもあるし。
ひたすら、岸辺一徳と
我修院達也の濃さにはお手上げ&ついつい注目してしまったわ。
だって我修院、トランプ柄のベスト着ながらばきゅんばきゅんピストル撃ちますから!
ていうか、ピストルにナイフに血まみれ・・・皆どんだけ怪我してもタフだって話・笑。
小日向しえ、モデル時代にものすごくすきだったの。 今はご存知の通り、
ココリコ田中氏の
奥様としてもう(ほぼ?)見ることはないけれど、久しぶりに見たらやっぱり綺麗!
ダサいキャラなのに綺麗って凄いよね、OLの制服がスタイル強調の武器になるわ、あれは。
「お金を下さい」の台詞は、今のあたしが心を込めて言える台詞だと思ったね・苦笑。
でも、あんだけのリスク背負ってまで逃げるくらいなら、まっぴら御免だけど!
「戻んなきゃいいんだよ」って格好いい台詞吐かれても、血みどろは御免だーーー(o`-ω-)
キャストの動きが味があったから星2つだけど、それがイマイチだったら星1つかな。
ストーリー的には追いかけ・逃げ・撃ちまくり みたいな感じだし。 単純に言うなら。
うーん・・・これは我修院主役の映画と個人的には言いたい!笑
この映画かなり俺すきなんだよねー。公開前夜祭のオールナイト行ったもん。
漫画も面白いよ。