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評価:
矢口史靖,矢口史靖
東宝
¥ 2,797
(2005-03-25)
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野球部の応援ブラスバンドのため、弁当を届けた補習組の友子(上野樹里)たち。ところが、その弁当を食べた部員が食中毒に。ひとり難を逃れた中村(平岡祐太)は、次の試合までに即席ブラスバンドを結成しようと試みる。集まったのは、友子たち落ちこぼれが17人。仕方なく、17人で演奏可能なビッグバンドジャズを組み、早速練習を開始した。次第にジャズの楽しみを覚えていくメンバーだが、本番前日、ブラスバンド部員が退院し、ビッグバンドは解散に。気持ちが収まらない友子は、自分たちでビッグバンドを組むことにするが・・・。
あれだけ有名なのに、今更はじめて観た『
スウィングガールズ』。何故観ていなかったかって、
『
ウォーターボーイズ』と同じ監督=流れ&雰囲気が同じだな、と思って倦厭していたの。
面白い場面はあるけど、ノリ→挫折→頑張る→成功! みたいな流れが目に見えていて、
エッセンスが解っちゃってると、どーにもこーにも観る気が起きなかったんですよね・笑。
しっかし、これまたテレビで無料だったから観たのでした。(批判は観てからすべきだしね)
まずキャスト。上野樹里は、ホントにどんな役もこなす女優だなあ と再確認したね。
昔はおちゃらけキャラとしか思ってなかったけど、最近じゃシリアスな役だってこなすし。
本仮屋ユイカちゃんも、すきな女優。 そして、これは完全に顔好みな平岡祐太ーーー!
ひたすら若いし、役柄上もっさり髪型でダサいのに格好いいとは、世は不平等ですね。
ピアノ男子にワタシが弱いというのに、ピアノ弾く役だし これには世に感謝でした・笑。
ストーリーは、先にも述べたけど『ウォーターボーイズ』のガールズ版・音楽版かな。
こういう青春ムービーは好んで観ないけど、でもどうしても「懐かし!」と思ってしまう。
典型的セーラー服着たくなったし、ワタシの地方では違うけど このド田舎風の訛りとか。
そして、吹奏楽ってずーっと憧れていたから、そこは羨ましかった(高校野球で吹きたかったし!)
男のマネキンを運ぶシーン、松茸狩り事件、そのシーンには奇しくも笑ってしまったわ。
個人的評価が低いのは飽きがあるからだけど、音楽をテーマにした映画ってのはステキ。
なんだかんだ、あのお馴染みのテーマソングも聴くと 楽しい気分になってくるしね。
(ま、個人的にはジャズよりはオーケストラの方がすきだから そっちにして欲しかったけど)
そう言えば、ワタシは数年前に
山形に自動車の免許合宿に行ったのだけれど、
この映画のロケ地ってもろに山形で。イケメン教習官と路上教習やったときのこと、
丁度線路を渡るレクチャーで。そのときの雑談で、その教官はこの映画の大ファンで
「観た?」と聞かれ「観てない」と言ったにもかかわらず、熱い想いを語られたのだけど
その線路、数時間だか数日だかに1本、当時「スウィングガールズ号」という電車が通って
それを観られるのはレアで、おまけにラッキーなんだ! と仰っていたのだけれど、
丁度ワタシが踏み切りで止まってるときに通過して。 その教官、子どもみたいに大喜び・笑。
ということで、この映画観たら山形とその教官と電車を思い出したねえ。 山形弁は凄い!
(その教官は都会色の強い&若い方だったから、そういう感じはしなかったけどさっ)
ワタシ、ピアノしか弾けないから、こういう吹く系の楽器って出来るようになりたかった!
地元の方と見ると凄いですよ…
そして上野樹里のすごさ(別の方で影響受けました)もよーくわかりました。
なんだかんだでこのシリーズは集めてます。